土地評価(路線価と接道道路)
【ご相談者様の状況】
お父様を亡くされ、相続人の方が相談にみえました。
お父様はアパートをお持ちで、このアパートが接している道路は路線価は付されているものの、長野市が公開している指定道路図を確認すると「建築基準法上の道路」に該当しない単なる通路となっていました。
【当事務所の対応】
建築基準法上の道路ではない、単なる通路にしか接していない土地は、「接道義務」(建築物の敷地は、建築基準法上の道路に2メートル以上接しなければならないとする建築基準法の規定)を満たさない為、原則として建物が建てられません。
この場合、接している道路に路線価が付されていても、その路線価を採用せず、「無道路地」として評価するのが適切と考えられます。
そこで、長野市に本当にその道路が単なる通路なのか、調査依頼を行いました。
【結果】
調査を依頼してから2ヶ月程かかりましたが、建築基準法上の道路であるという判定が出たので、その路線価を用いて評価を行いました。
土地の評価はかなり複雑です。
道路等さまざまな調査が必要で、知識はもちろん経験が重要になってきます。
専門家へのご相談をお勧めいたします。
- お客様の声 匿名希望 様
- 不動産等の知識が無い為、困っていましたが、細かく調べて対応していただき助かりました。悩み等あれば、専門家に相談した方が安心できます。
- お客様の声 匿名希望 様
- 相続の相談は専門知識が豊富な所にお願いするのが一番だと思います。 こちらで、今後の二次相続の事も考慮に入れた遺産分割案をいくつかご提案いただき、大変助かりました。
- お客様の声 匿名希望 様
- 円滑に処理をして頂いたと思います。資料の整理を十分にしておくことが必要だと思います。
- お客様の声 匿名希望 様
- 思ったよりも書類や資料が多く大変でした。 1人でやろうとするととても間に合わなかったと思います。 お任せして良かったと思いました。